ハワイの海で会えるイルカは、可愛らしくてお茶目で見ているだけで、こちらも楽しくなります。そんなイルカたちも大海原で暮らすには様々な苦労(?)もあると思います。そんなイルカたちなんですが、安全に海で暮らすための進化を遂げているんです。その進化が「エコロケーション」という能力です。このブログでは、イルカのエコロケーションの仕組み・役割、ハワイのイルカとの関係を、初めての方にもわかりやすく解説します。
イルカウォッチング、そしてシュノーケリングをより深く楽しみたい方にもおすすめの内容です。
イルカのエコロケーションとは?【基本解説】
エコロケーションとは、イルカが音を発し、その反射音を聞くことで周囲の状況を把握する能力です。実は暗闇の中で生活するコウモリも同じ能力を持っています。ただ、イルカのエコロケーションは特に精密で、海の中という視界が限られる環境で大きな役割を果たしています。
海の中は光が届きにくく、視界が悪くなることも多いため、イルカは目よりも音に頼って行動していると言われています。このエコロケーションの能力により、暗い海中でも正確に泳ぎ、獲物を見つけることができます。
イルカはどのようにエコロケーションを使うの?
1. クリック音を発する
イルカは鼻の奥にある器官から、非常に高い周波数の「クリック音」を出します。この音は人間の耳にはほとんど聞こえません。
2. 音が物体に反射する
クリック音が魚、岩、他のイルカなどに当たると、音が跳ね返ります。
3.下あごで反射音を受信
反射音はイルカの下あご(下顎)を通して内耳に伝わります。
4. 脳で瞬時に解析
イルカの脳は反射音から、距離、大きさ、形、動きを瞬時に判断すると言われています。
エコロケーションで何がわかるの?
イルカのエコロケーション能力は非常に精密で、以下のような情報まで把握できると考えられています。
- 魚の種類やサイズ
- 魚が単独か群れか
- 砂の中に隠れた獲物
- 金属や人工物の存在
まさに「音で見る能力」といえるでしょう。
エコロケーションとイルカ同士のコミュニケーションの違い
エコロケーションは主に探知・探索のために使われますが、イルカ同士の会話には「ホイッスル音」が使われます。特に有名なのが、シグネチャーホイッスルと呼ばれる音で、イルカ一頭一頭が異なる“名前のような音”を持っていると言われています。
ハワイのイルカとエコロケーションの関係
ハワイ周辺に多く生息するハシナガイルカ(スピナードルフィン)は、夜に沖合でエコロケーションを使って狩りをし、昼間は浅瀬で休息します。なので、イルカウオッチングツアー中もイルカを追いかけたり、進路をふさぐようなことは避けなければなりません。ハワイではイルカ保護の観点から、規則が定められており、野生イルカとの適切な距離を保つことが重要とされています。静かに彼らの行動を見守ります。ただ、遊び好きのイルカ、私たちのボートを見つけると寄ってくることがほとんどです。イルカは、ボートが作りだす波に乗って遊ぶのが大好きです。

イルカのエコロケーションを知ると、ツアー体験が変わる
イルカのエコロケーションを知ることで、
「なぜイルカは暗い海でも自由に泳げるのか」
「どうして音に敏感なのか」
といった行動の理由が理解できます。
イルカウォッチングやドルフィンツアーでは、見るだけでなく、理解することで感動が深まるのが大きな魅力です。
よくある質問(FAQ)
Q. 人間にもエコロケーションはできますか?
一部の視覚障害者が音を使って周囲を把握する例はありますが、イルカほど高精度なエコロケーションは人間にはできません。
Q. エコロケーションはイルカに害はありませんか?
イルカにとっては自然な能力であり、日常生活に欠かせないものです。ただし、人間が出す大きな人工音はストレスになる可能性があります。
イルカの能力を知ることは、ハワイの自然を尊重する第一歩です。
次にイルカに出会ったときは、ぜひエコロケーションのことを思い出してみてください。🐬


